オフショアのルアーゲーム、ライトジギングに興味津々ですか?
特に「スピニングタックルでやってみたい!」と思っている初心者さんも多いはず。
ライトジギングでは、ベイトタックルが主流とされることもありますが、スピニングタックルにもたくさんの魅力とメリットがあります。
この記事では、ライトジギングにおけるスピニングロッドの役割や特徴、メリット・デメリット、そして失敗しないための選び方までを分かりやすく解説します。
おすすめのライトジギング用スピニングロッドもご紹介するので、ぜひ最後まで読んで、あなたのタックル選びの参考にしてくださいね。
ライトジギングとは
ライトジギング(LJ)は、主に水深20m〜100m程度の海域で、80g〜150gくらいのメタルジグを使って様々な魚を狙うオフショアのルアーフィッシングです。
SLJ(スーパーライトジギング)よりも使うジグがやや重く、水深も深くなる傾向があります。
メインターゲットは、マダイ、根魚(ハタ、カサゴなど)、タチウオ、サワラ、そしてイナダやワラサといった青物など、こちらも非常に多種多様。
ジグを海底まで落として、ロッドを操作してジグを跳ね上げたり、誘いをかけたりして魚を食わせます。
ジグの動かし方やフォールのさせ方で釣果が変わる、ゲーム性の高い釣りです。
アングラーズアドバイス
「ライトジギングって、SLJよりちょい重いジグを使う感じの釣りだよ!
色々な魚が釣れるから、何が来るか分からないワクワク感がたまらないんだ。
船からのルアーゲームの入門としてもおすすめだし、手軽に大物も狙える可能性があるから面白いよ!」
ライトジギングにおけるタックルバランスの重要性
ライトジギングを快適に、そして効率的に楽しむためには、ロッド、リール、そしてラインの「タックルバランス」が非常に重要になります。
ロッドのパワーやアクションに対して、リールの番手や自重、そして巻くPEラインの太さが合っていないと、ジグ操作がしにくくなったり、アタリが分かりにくくなったり、最悪の場合、ロッドやリールが破損してしまったりする可能性があります。
バランスの取れたタックルは、疲労を軽減し、ロッドやリールの性能を最大限に引き出し、結果として釣果に繋がります。
特にスピニングタックルでは、ロッドとリールの自重バランスが操作感に大きく影響するため、適切な組み合わせを選ぶことが大切です。
アングラーズアドバイス
「竿とリールとラインって、見た目の相性だけじゃなくて、バランスがすごく大事なんだ!
もしバランスが悪いと、一日中シャクってるとめちゃくちゃ疲れたり、アタリが分かりにくかったりするんだよね。
せっかくの良い道具も、バランスが悪いと性能が半減しちゃうこともあるんだ。
だから、タックルバランスはしっかり考えようね!」
ライトジギングにおけるスピニングタックルの役割
ライトジギングにおいて、スピニングタックルは主に「キャストして広範囲を探る」役割や、「軽量ジグを繊細に操作する」役割を担います。
ベイトタックルがバーチカル(垂直方向)の釣りや、重いジグの巻き上げに優れるのに対し、スピニングタックルはキャスト性能に優れるため、広範囲に散らばった魚を探したり、ナブラ(魚群が水面で騒ぐ現象)に素早くジグを投入したりするのに適しています。
また、比較的軽量なジグを扱う際、ベイトリールよりもスプールの回転抵抗が少ないスピニングリールの方が、ジグがスムーズに落下し、細かいアクションを付けやすい場合があります。
もちろん、バーチカルな釣りにも十分対応できるため、状況に応じて使い分ける、あるいはスピニングタックル一本で様々な状況に対応するといった使い方が可能です。
アングラーズアドバイス
「ライトジギングって、ベイトタックル使う人が多いイメージかもしれないけど、スピニングも全然アリなんだよ!
特に、ジグを遠くに投げたい時とか、水面で魚がパシャパシャやってるナブラを狙いたい時は、スピニングが断然有利!
もちろん、真下に落として釣るのもできるし、色々な状況に対応できるのがスピニングの良いところかな。」
ライトジギング用スピニングロッドの特徴
ライトジギング用のスピニングロッドは、スピニングリールと組み合わせて、快適にジグを操作し、魚を掛け、やり取りするために設計されています。
いくつか特徴的な点を見ていきましょう。
ガイドセッティング
- スピニングリールの特性に合わせたガイド形状
- ライン放出抵抗の軽減
- 糸絡み防止効果
スピニングリールは、ラインがスプールから螺旋状に放出されます。
そのため、スピニングロッドのガイドは、このラインの放出の仕方に合わせて設計されています。
元ガイド(リールに一番近いガイド)は口径が大きく、そこからベリー、ティップにかけて徐々に口径が小さくなっていきます。
これにより、ライン放出時の抵抗を減らし、飛距離を稼いだり、スムーズなラインの出入りをサポートしたりします。
また、フレーム形状も、キャスト時の糸絡みを軽減するように設計されているものが多いです。
アングラーズアドバイス
「スピニングリールから出るラインって、クルクルって螺旋状になるんだよね。
だから、スピニング用の竿のガイドは、そのラインがスムーズに通るように、形とか大きさが工夫されてるんだ。
ガイドが良いと、ジグを遠くまで投げやすかったり、キャストした時に糸が絡まりにくかったりするから、結構大事なポイントだよ!」
ブランクス特性
- 適度な張りとしなやかさの両立
- ジグ操作のための反発力
- 魚の引きをいなす粘り
ライトジギング用スピニングロッドのブランクス(竿本体)は、使用するジグウェイトを快適に操作できる適度な「張り」と、魚の引きに追従してバラシを防ぐ「しなやかさ」を兼ね備えています。
ジグを跳ね上げる際にはブランクスの反発力を活かし、魚がヒットした際にはロッド全体がスムーズに曲がり込み、負荷を分散してくれます。
また、一日中シャクっても疲れにくいように、軽量でありながら十分な強度を持たせているモデルが多いです。
アングラーズアドバイス
「竿の胴体部分、ブランクスって言うんだけど、これがすごく大事なんだ。
ライトジギングの竿は、ジグをちゃんと動かせる硬さがありつつ、魚がかかった時にポキッと折れないで、粘ってくれる強さも必要。
一日中シャクるから、軽さも大事だよね!いいブランクスだと、疲れないのにしっかり魚と戦えるんだ。」
リールシート
- スピニングリール専用設計
- リールをしっかり固定できるホールド性
- 握りやすさ、フィット感
スピニングリールをしっかりと固定するための専用設計のリールシートが搭載されています。
リーリング時やフッキング、ファイト時にリールがグラつかないように、ホールド性の高い形状になっています。
また、アングラーがロッドを握った際に違和感がないように、フィット感やパーミングしやすい形状になっているものが多いです。
アングラーズアドバイス
「リールシートは、リールと竿を繋ぐ部分なんだけど、ここがしっかりしてないと、せっかくのリールがグラグラしちゃって使いにくいんだ。
ライトジギングの竿は、力を入れてシャクったり、魚と力強くやり取りしたりするから、リールがしっかり固定されるのはすごく大事!
握りやすい形になってると、疲れにくいし、細かい操作もしやすくなるよ。」
ライトジギングでスピニングロッドを使うメリット
ライトジギングにおいて、ベイトロッドと比較してスピニングロッドを使うことには、いくつかの明確なメリットがあります。
キャスト性能
- 軽量ジグの遠投が可能
- 広範囲を効率よく探れる
- ナブラ撃ちに強い
スピニングタックルの最大のメリットは、その圧倒的なキャスト性能です。
ベイトタックルでは難しい軽量ジグの遠投も容易で、広範囲を効率よく探ることができます。
これにより、魚が広範囲に散らばっている状況や、潮目、根周りといった特定のポイントを広くサーチしたい場合に非常に有利になります。
また、水面で魚群が騒ぐナブラが発生した際に、素早く正確にジグを投入できるのもスピニングタックルならではの強みです。
アングラーズアドバイス
「ジグを遠くまで投げたいなら、迷わずスピニングを選ぼう!
ベイトじゃ届かないところに、スピニングなら簡単にシュッと投げられるんだ。
特に、広い範囲を探りたい時とか、鳥山(ナブラ)を見つけた時に、素早くジグを届けられるのがスピニングの最大の武器だよ!」
軽量ジグの操作性
- スプール回転抵抗が少ない
- ジグがスムーズに落下
- 細かいアクションをつけやすい
ライトジギングで比較的軽量なジグ(80g〜100g程度)を使用する場合、スピニングタックルの方が操作しやすいと感じるアングラーもいます。
スピニングリールはベイトリールに比べてスプールの回転抵抗が少なく、ジグがスムーズに落下するため、細かいアクションを付けやすい傾向があります。
また、ベイトロッドよりもティップが繊細なモデルが多く、ジグの動きを感じながらナチュラルなアクションを演出しやすいというメリットもあります。
アングラーズアドバイス
「ライトジギングでも、そんなに重くないジグを使う時は、スピニングの方が操作しやすいって人も結構いるんだ。
ジグがストンって落ちていくから、細かいアクションがつけやすいんだよね。
竿先が繊細なモデルだと、ジグが泳いでる感じとか、魚が追っかけてきてる気配とかも分かりやすい気がするよ。」
汎用性と扱いやすさ
- ジギング以外の釣りにも流用可能
- キャストトラブルが少ない
- 初心者でも比較的扱いやすい
ライトジギング用スピニングロッドは、ジギングだけでなく、同じ船でキャスティングゲームを楽しんだり、場合によってはタイラバや他の船釣りに流用したりといった汎用性の高さも魅力です。
また、ベイトタックルに比べてキャスト時のバックラッシュといったライントラブルが少なく、初心者でも比較的扱いやすいというメリットもあります。
まずは一本で色々な釣りを試してみたい、というアングラーにとって、スピニングタックルは入門しやすい選択肢と言えるでしょう。
アングラーズアドバイス
「ライトジギングのスピニングロッドって、実は色々な釣りに使える万能竿なんだ!
ジギングはもちろん、もし船でキャスティングもするならそのまま使えるし、タイラバとかにも流用できるモデルもあるよ。
ベイトよりキャストトラブルも少ないから、初めてのオフショアゲームにも安心してチャレンジできるね。」
細かいジグアクション
- ロッドとラインの角度を利用
- 繊細なシェイク
- トリッキーなアクション
スピニングタックルは、ロッドの角度とラインの角度を意識することで、ベイトタックルとは異なる細かいジグアクションを演出することが可能です。
例えば、ティップを使った繊細なシェイクや、ラインスラッグをコントロールしながらのトリッキーなアクションなど。
これらの細かいアクションが、低活性時の魚に口を使わせるきっかけとなることもあります。
ジグに様々な動きをつけて魚を誘いたいアングラーにとって、スピニングタックルはそのための引き出しを増やしてくれるでしょう。
アングラーズアドバイス
「スピニングって、なんかこう、ジグを意のままに操れる感じが楽しいんだよね。
ベイトとは違う細かいアクションがつけられるから、魚が渋い時とかに、ちょっと変わった誘いで魚を食わせたりできるんだ。
ロッドの角度とか、ラインの張り具合とか、色々試してみると面白いよ!」
フォールコントロール
- ベール操作で調整
- フリーフォールとテンションフォール
- フォールバイト誘発
スピニングリールは、ベール操作によってジグのフォールスピードを細かく調整しやすいというメリットがあります。
ベールを開けてフリーフォールさせたり、ベールを閉じてテンションフォールさせたりと、状況に合わせてフォールのさせ方を変えることで、魚からのバイトを誘うことができます。
特にフォール中にアタリが多い状況では、このフォールコントロールのしやすさが釣果に直結することがあります。
アングラーズアドバイス
「ジグが水中を落ちていく時って、実は魚が食ってくるチャンスなんだ!
だから、ジグが落ちてる間も気を抜いちゃダメだよ。
ラインの動きをジーッと見てて、なんか変だな、と思ったらそれがアタリかもしれない!
ベール操作で落とすスピードを変えたりして、魚を誘うテクニックもあるから、これも覚えておくと良いよ。」
ライトジギングでスピニングロッドを使うデメリット
メリットが多いスピニングロッドですが、ライトジギングで使用する際にデメリットとなる点も存在します。
底取り感度(ベイトと比較)
- ベイトタックルより劣る傾向
- ラインの角度の影響
- 慣れやスキルでカバー
一般的に、ベイトタックルの方が底取り感度や着底の分かりやすさに優れると言われています。
これは、ベイトリールがリールの構造上、ロッドとラインの角度がスピニングよりも直線に近くなりやすく、海底からの情報がダイレクトに伝わりやすいためです。
スピニングタックルでは、ラインの角度やベールの構造により、ベイトタックルほど明確に「コンッ」といった着底の感触が伝わってこない場合があります。
特に水深がある場所や、潮流が速い状況では、底取りに苦労するかもしれません。
ラインの動きやロッドティップのわずかな変化で着底を判断するスキルが必要になります。
アングラーズアドバイス
「ベイトと比べて、スピニングはちょっと底を取るのが分かりにくいかな、って思う時があるよ。
特に深い場所とか、潮が速い時は、いつ底に着いたのか分かりづらいかもしれない。
でも、ラインの出るスピードが変わるとか、竿先がちょっとフワッとなる、みたいなサインで底を感じ取る練習をすれば大丈夫!慣れだよ、慣れ!」
巻き上げパワー(ベイトと比較)
- ベイトリールの方が有利な場合が多い
- 重いジグや大物ファイトに差
- ゴリ巻きは苦手な傾向
同クラスのリールで比較した場合、ベイトリールの方がギア構造やハンドルの形状などから、巻き上げパワーに優れる傾向がありますです。
これは、重いジグを巻き上げてくる際や、魚が掛かって強い負荷がかかった状態での巻き上げに差が出ることがあります。
特に水深がある場所から重いジグを連続してシャクったり、大型魚と力強くやり取りしたりする場面では、ベイトタックルの方が有利に感じられるかもしれません。
スピニングタックルでも十分なパワーを持つモデルはありますが、ベイトタックルのようなゴリ巻きは苦手な傾向にあります。
アングラーズアドバイス
「ベイトリールって、なんかこう、『力強く巻き上げる』のが得意なんだよね。
それに比べると、スピニングはちょっと巻き上げパワーで劣るかな。
特に重いジグを深いところから巻き上げてくる時とか、デカい魚と力比べする時は、ベイトの方が楽に感じるかもしれない。
でも、スピニングでもしっかりした竿を選べば、十分魚と戦えるパワーはあるから安心して!」
ライトジギング用スピニングロッドを選ぶポイント
ライトジギング用スピニングロッドを選ぶ際に、失敗しないための具体的なポイントをいくつかご紹介します。
ロッドのパワー(適合ジグウェイト、ターゲット)
- 使用ジグウェイトとターゲット魚種で選定
- パワー表記(L, ML, Mなど)を確認
- 適合ジグウェイトは必須チェック項目
あなたが主に狙う魚種、よく行く釣り場の水深や潮流を考慮して、適切なロッドのパワーを選びましょう。
ロッドのパワーは、使用できるジグウェイトや、対応できる魚のサイズに関係します。
LJ用スピニングロッドのパワー表記は、L(ライト)、ML(ミディアムライト)、M(ミディアム)などがあり、数字で「#1」「#2」と表されることもあります。
重要なのは、ロッドに記載されている「適合ジグウェイト」が、あなたがメインで使うジグの重さを含んでいるかを確認することです。
ターゲットが青物中心ならMクラス、マダイや根魚、タチウオがメインならL〜MLクラスが適していることが多いです。
アングラーズアドバイス
「この竿で何グラムのジグが使えるか、どんな魚が釣れるか、これがパワーで決まるんだ!
自分がよく行く釣り場で使うジグの重さとか、狙いたい魚に合わせて選ぼうね。
もし迷ったら、船宿の人とか釣具屋さんに『〇〇(釣り場の名前)でライトジギングしたいんですけど、どのパワーの竿が良いですか?』って聞いてみるのが一番確実だよ!」
ロッドの長さ(船のスタイル、水深)
- 船上での取り回しやすさ
- キャスト性能への影響
- 水深やバーチカル/キャストでの使い分け
ロッドの長さは、船上での取り回しやすさや、キャスト性能、そしてジグ操作性に影響します。
ライトジギング用スピニングロッドは、6フィート台〜7フィート台前半の長さが一般的です。
船が比較的小さく、他のアングラーとの距離が近い場合や、バーチカルな釣りがメインの場合は、短めのロッド(6フィート台前半)が取り回しやすくて便利です。
キャストして広範囲を探りたい場合や、ジグを長く飛ばすようなアクションをつけたい場合は、長めのロッド(6フィート台後半〜7フィート台前半)が有利になります。
よく乗る船のタイプや、あなたの釣りスタイルに合わせて選びましょう。
アングラーズアドバイス
「竿の長さ、これも結構大事なんだよね。
船の上って狭いから、あまり長すぎると他の人と絡んじゃったりして危ないんだ。
もし船が小さいとか、あんまりキャストしないで真下に落とすのがメインなら、短めの竿が良いかな。
逆に、キャストして広範囲を探りたいなら、ちょっと長めの方が有利だよ。」
ロッドのアクション(調子)
- 曲がる位置でアクションが変わる
- ファストテーパー(先調子)
- レギュラーテーパー(胴調子)
ロッドのアクション(調子)は、ロッドがどこから曲がるか、そしてジグにどのようにアクションが伝わるかを示します。
主に、竿先だけが曲がる「ファストテーパー」と、胴からしなやかに曲がる「レギュラーテーパー」、その中間的な「モデレートテーパー」などがあります。
ファストテーパーのロッドは、竿先の感度が高く、細かいジグアクションをつけやすい傾向があります。
レギュラーテーパーのロッドは、魚がヒットした際にロッド全体で引きを受け止めるため、バラシが少なく、魚とのやり取りを楽しみやすい特徴があります。
あなたの好みのジグアクションや、重視したい性能に合わせて選びましょう。
アングラーズアドバイス
「竿の『曲がり方』のことなんだけど、これがアクション(調子)だよ!
先だけが曲がる竿は、小さいアクションとか、アタリを取るのが得意。
胴から曲がる竿は、魚がかかった時にロッドが粘ってくれるから、バラしにくいんだ。
これも好みだけど、最初は色々なアクションを試せるレギュラーテーパーとか、ファストテーパーの竿を選ぶ人が多いかな。」
使用リールとのバランス
- タックル全体のバランスが重要
- リール自重とロッドの相性
- 持ち重りしないか確認
組み合わせるスピニングリール(主に3000番〜5000番クラス)とのタックルバランスは非常に重要です。
ロッドのパワーや長さに合わせて、リールの自重が適切なものを選びましょう。
リールが重すぎると持ち重りして操作性が悪くなり、疲労も溜まりやすくなります。
理想的には、ロッドをグリップエンドから少し離れた指先に乗せた際に、ロッドが水平、あるいは少し先重りする程度のバランスが良いとされています。
可能であれば、釣具店で実際にロッドにリールをセットして、バランスを確認してみることを強くおすすめします。
アングラーズアドバイス
「竿とリールはセットで考えるのが鉄則!
どれだけ良い竿でも、リールとのバランスが悪いと使いにくくなっちゃうんだ。
もしお店に行けるなら、買う予定の竿とリールを実際に組み合わせて持ってみてね。
自分の手にしっくりくるか、重すぎないか、バランスが良いか確認しよう!この一手間が大事だよ。」
ガイドの種類
- ガイドリングの素材(Sic, トルザイトなど)
- 糸絡み軽減フレーム(Kガイドなど)
- ラインへのダメージや感度に関係
ガイドの種類も、ロッドの性能や使い心地に影響します。
ガイドリングの素材としては、Sic(シリコンカーバイド)や、より軽量で高価なトルザイトなどがあります。
これらの高硬度・高平滑性の素材は、ラインとの摩擦抵抗を減らし、飛距離アップやラインへのダメージ軽減、そして感度向上に貢献します。
フレーム形状も、糸絡みを軽減するKガイドなどが主流となっています。
価格帯によって使用されているガイドの種類は異なりますが、できるだけ高品質なガイドが搭載されているモデルを選ぶことで、トラブルを減らし、快適に釣りができます。
アングラーズアドバイス
「ガイドって、ラインが通るところだから、すごく大事なんだ。
良いガイドが付いてると、キャストした時にラインがスムーズに出ていくから飛距離が伸びたり、糸が絡まりにくくなったりするんだよ。
ちょっと値段の高い竿には、性能が良いガイドが付いてることが多いかな。
『Kガイド』とか『Sic』って書いてあるのは、良いガイドの証拠だよ!」
スピニングタックルでのライトジギングの基本操作
ライトジギング用スピニングタックルを使った基本的な操作をご紹介します。
初心者さんは、まずはこれらの動作をマスターすることから始めましょう。
キャストと着底
- 周りの安全確認
- ジグの重みを乗せてキャスト
- 着水後のライン処理
- ラインやティップの変化で着底判断
まずはポイントに向かってキャストします。
ロッドにジグの重みを乗せるように、反動を利用してスムーズに振り抜きましょう。
ジグが着水したら、すぐにベールを返してラインをフリーにし、ジグを速やかに海底まで沈めます。
ラインの出方が変化したり、リールから急にラインが出なくなったりしたら、着底のサインです。
底を取り過ぎると根掛かりの原因になるため、着底したらすぐにベールを返して余分なラインを巻き取り、アクションに移る準備をしましょう。
水深がある場合や潮が速い場合は、着底が分かりにくいこともあります。
ラインのマーキングや、リールのカウンター(付いている場合)を参考にすると良いでしょう。
アングラーズアドバイス
「スピニングでのキャストは慣れると簡単だよ!
ジグを投げる時は、周りに人がいないか、ちゃんと確認してね。
一番大事なのは、ジグが底に着いたのを素早く感じ取ること!
ラインの動きとか、手元に伝わる感覚に集中して、着底したらすぐにシャクる準備をしよう。
根掛かりしないように気をつけようね!」
ジャークパターン
- ジグにアクションを与える動作
- 代表的なのはワンピッチジャーク
- ショートピッチ、ロングジャーク、タダ巻きなど
着底したら、ロッドを操作してジグにアクションを与え、魚を誘います。
代表的なジャークパターンは、「ワンピッチジャーク」です。
ロッドを立ててシャクると同時に、ハンドルを1回転巻き取る動作を繰り返します。
これにより、ジグが跳ね上がり、その後のフォールで魚に食わせる間を作ります。
その他にも、ロッドを小刻みに動かす「ショートピッチジャーク」や、ロッドを大きく煽る「ロングジャーク」、そして「タダ巻き」なども有効な誘い方です。
魚の活性や狙う魚種、使用するジグによって有効なパターンは異なります。
色々なパターンを試してみて、その日の状況に合った誘い方を見つけましょう。
アングラーズアドバイス
「ライトジギングで一番よく使うのが『ワンピッチジャーク』だよ!
竿をシャクって、同時にリールを巻く!これをリズム良く繰り返す感じ。
最初は難しく感じるかもしれないけど、慣れれば大丈夫。
魚はその後の『フォール』で食ってくることが多いから、シャクった後のジグが落ちる動きをイメージするのも大事だよ!」
フォール中の意識
- フォール中もバイトチャンス
- ラインの動きや違和感に注意
- ベール操作でフォールを調整
ジギングでは、ジグが水中を沈んでいく「フォール中」に魚からのバイトがあることも非常に多いです。
ベールを開けてラインをフリーにしているフリーフォール中や、ベールを返してラインにテンションをかけながら落とすテンションフォール中も、常に集中力を切らさないことが重要ですです。
ラインの出方が急に止まったり、ラインが不自然にフケたり、あるいは手元に違和感を感じたりしたら、それは魚からのアタリかもしれません。
特にテンションフォール中は、ラインを通して魚のアタリを感じ取りやすいです。
フォール中のアタリを見逃さずに、素早くフッキングに持ち込むことが釣果アップに繋がります。
アングラーズアドバイス
「ジグが落ちてる時に、魚が食いついてくることって結構あるんだ!
だから、ジグが落ちてる間も気を抜いちゃダメだよ。
ラインの動きをジーッと見てて、なんか変だな、と思ったらそれがアタリかもしれない!
ベール操作で落とすスピードを変えたりして、魚を誘うテクニックもあるから、これも覚えておくと良いよ。」
フッキングとファイト
- アタリを感じたらしっかりフッキング
- ロッドの曲がりとドラグを活かす
- 無理せず冷静にやり取り
魚からのアタリを感じたら、迷わずしっかりとフッキング(アワセ)を入れましょう。
ベイトリールのように親指でスプールを押さえてのフッキングはできませんが、ロッドを大きく煽ったり、素早くリールを巻き取ったりしてラインテンションを張ることで、フックを魚の口にしっかりと貫通させます。
フッキングが決まったら、魚とのファイト開始です。
ロッドの曲がりを活かして魚の引きを受け止め、ドラグを調整しながら魚にラインを出させ、体力を奪います。
ロッドを無理に立てすぎたり、ドラグを締めすぎたりすると、ラインブレイクやロッドの破損に繋がる可能性があります。
ロッドの弾力とドラグを信じて、魚の動きに合わせて冷静にやり取りしましょう。
アングラーズアドバイス
「アタリがあったら、思いっきりフッキング!これでフックを魚の口にしっかり刺そう!
魚がかかったら、ロッドを立てて、竿の力で魚の引きを受け止めるんだ。
ドラグは、魚が走ったらジージーってラインが出るくらいのちょうど良い強さに調整してね。
焦らず、竿とリールの力を信じて、魚が疲れるのを待つのがバラさないコツだよ!」
ライト ジギング ロッド スピニングおすすめ5選
ここからは、ライトジギング初心者さんにおすすめできる、スピニングモデルのロッドを5本ご紹介します。
いずれも実釣性能が高く、ライトジギングを快適に楽しむための素晴らしい相棒になってくれるはずですよ。
シマノ25グラップラー タイプ LJ(S63-1)
- シマノのLJロッド定番シリーズ
- SLJ寄りのライトなパワー設定
- 軽量ジグの操作性に優れる
シマノのオフショアロッドシリーズ、グラップラーのライトジギング(LJ)モデルです。
このS63-1は、LJの中でも特にSLJに近い、ライトなパワー設定(#1)が特徴。
80g前後の軽量ジグを快適に操作することに特化しており、繊細な誘いや、イサキ、アジ、小型マダイといった魚種を狙うのにぴったりです。
グラップラーシリーズらしい、価格と性能のバランスの良さも魅力。
ライトなジギングからSLJまで幅広くカバーしたい、最初のLJスピニングロッドとしてもおすすめです。
アングラーズアドバイス
「グラップラーLJの#1、これSLJにも全然使えますよ!
軽いジグの操作がすごくしやすいし、ティップも繊細だからアタリも取りやすい気がします。
LJとしても、浅場とかベタ凪の時とか、軽いジグで繊細に誘いたい時に良いですね。
価格もお手頃なんで、最初のLJロッドとしても選びやすいと思います。」
ダイワ23アウトレイジ LJ(63XHS-S)
- XHSパワーとソリッドティップで汎用性が高い
- 繊細なアタリを捉えやすい高感度
- 不意の大物にも対応できるバットパワー
ダイワのオフショアロッドシリーズ、アウトレイジのライトジギング(LJ)モデルです。
この63XHS-Sは、XHSというやや強めのパワーに、食い込みの良いソリッドティップを組み合わせたモデル。
これにより、幅広いジグウェイト(LJの範囲内)に対応できるだけでなく、ソリッドティップならではの繊細なアタリ感知能力と、魚がジグを吸い込んだ際の食い込みの良さを両立しています。
不意に大型の青物やマダイがヒットしても、XHSパワーと粘りのあるブランクスで安心してやり取りできるでしょう。
一本で様々な状況に対応したい、汎用性の高いLJスピニングロッドを探している方におすすめです。
アングラーズアドバイス
「この竿、結構硬めかと思いきや、ティップが柔らかくてびっくりしました!
ソリッドティップだから、小さいアタリも弾かないし、食い込みが良いですね。
XHSパワーだから、ちょっと重いジグもシャクれるし、デカい魚がきても大丈夫そう。
これ一本で色々な状況に対応できるんで、船にいつも積んでます。」
ヤマガブランクス23SeaWalk Light Jigging (64ML Spinning Model)
- ヤマガブランクスらしい高感度と粘り
- MLパワーで幅広いターゲットに対応
- 軽量で操作性に優れる
高品質な国産ブランクスで定評のあるヤマガブランクスのライトジギング(LJ)ロッド、シーウォークシリーズです。
ヤマガブランクスロッドの特徴である、高感度でありながら、魚が掛かってからはしっかりと曲がり込み、粘りで魚を弱らせるブランクス特性を備えています。
MLパワー設定なので、SLJ寄りの軽量ジグから、LJの中間的なジグウェイトまで幅広く対応し、マダイ、根魚、青物といった様々なターゲットを狙うことができます。
軽量で操作性にも優れており、一日中シャクっても疲れにくいでしょう。
感度とパワー、粘りのバランスが良い、信頼できるLJスピニングロッドです。
アングラーズアドバイス
「ヤマガの竿、やっぱり良いですね!
感度がビンビン伝わってくるんで、海底の状況とか魚の気配がよく分かります。
MLパワーだけど、魚がかかると想像以上に粘ってくれるんで、結構大きい魚も安心して獲れますよ。
軽いから一日中シャクっても疲れにくいし、SLJでもLJでも使えるんで汎用性も高い。
ちょっと良い竿でLJを始めたい人におすすめです。」
パームス24METAL WITCH Quest α(MTTS-6102BSLJ)
- SLJ寄りの繊細な操作性に特化
- ジグにアクションを伝えやすいシャープさ
- ボートからのSLJ・ライトジギングに最適
パームスのオフショアロッドシリーズ、メタルウィッチクエストαのボートスーパーライトジギング(BSLJ)モデルです。
このモデルは、SLJに近いライトなジギングをボートから楽しむことに特化して開発されており、軽量ジグの繊細な操作性に優れていますです。
ブランクスに適度な張りがあり、ジグにキビキビとしたアクションを伝えやすいシャープさも持ち合わせています。
6フィート10インチとやや長めのレングスは、キャストして広範囲を探ったり、ロングフォールで誘ったりする釣りにも対応。
「SLJに近いライトなジギングをスピニングで極めたい!」というアングラーにおすすめの一本ですです。
アングラーズアドバイス
「パームスのこの竿、SLJとかライトなジギングにめっちゃ良いですよ!
ジグ動かしてる感触が分かりやすいし、なんか釣れそうな気がする操作感(笑)。
ちょっと長めなんで、キャストして探りたい時とかにも便利です。
浅場で軽いジグ使うことが多い人とか、SLJとLJの中間みたいな釣りする人におすすめですね。」
メジャークラフト22ジャイアントキリング 5G(GK5LJ-S64L)
- メジャークラフトの最新ハイエンド技術搭載
- 軽さと感度、パワーを高次元で両立
- Lパワーで軽量ジグから幅広いターゲット対応
メジャークラフトのロッドテクノロジー「5G」を搭載した、ジャイアントキリングシリーズのライトジギング(LJ)モデルです。
5Gテクノロジーにより、従来のロッドよりも大幅な軽量化と高感度化、そしてパワーアップを実現しています。
Lパワー設定ですが、不意の大物にも対応できる粘り強さも兼ね備えています。
軽量で操作性に優れており、一日中快適にジグをシャクることができます。
SLJ寄りの軽量ジグから、LJのスタンダードなジグまで扱いやすく、マダイ、根魚、タチウオといった様々なターゲットを狙うことが可能。
価格はミドルクラスながら、ハイエンドクラスに迫る性能を持った、コストパフォーマンスの高い一本です。
アングラーズアドバイス
「ジャイアントキリング5G、マジで軽いです!
一日中シャクっても全然疲れないし、感度もすごい良い。
Lパワーだけど、結構色々な魚に対応できるパワーもあるんで安心です。
この値段でこの性能なら、文句なしですね!
初めてのLJロッドで、軽くて良い竿が欲しい人におすすめです。」
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